【2026年版】海外発送で一番安い方法は?料金早見表と2027年値上げ対策
「海外の家族に日本の食料品を送りたいけれど、送料が驚くほど高くてためらってしまう」
「海外赴任や留学の準備中だけど、どの配送業者を使えば一番安く済むのかさっぱり分からない」
そんなふうに悩んでいませんか?
日本から海外へ荷物を送る機会は、グローバル化が進む今、決して珍しいことではありません。しかし、いざ窓口やWebサイトで料金を調べてみると、その複雑さと想定以上の金額に驚かされることが多いのではないでしょうか。正直、もっとシンプルで安く送れる方法があればいいのに、と思ってしまいますよね。
海外発送の手段は、郵便局のサービスから民間の国際宅配業者まで多岐にわたります。何も知らずに「とりあえず一番有名な方法で」と選んでしまうと、数千円、場合によっては数万円も損をしてしまうかもしれません。
この記事では、できるだけ安く、そして安全に海外へ荷物を送りたい方に向けて、主要な配送手段の料金目安や特徴を徹底的に比較します。さらに、サイズや重さに合わせた業者の選び方から、送料を抑えるためのコツまで、具体的に分かりやすく解説していきます。
なお、日本郵便は2026年10月9日、2027年2月1日(月)から国際郵便料金を改定すると発表しました。EMS・国際小包・小形包装物・国際エアパケットなどが値上げの対象です。本記事では2026年10月時点の現行料金を基本に、改定後の料金もあわせて紹介しています。
参考:国際郵便料金の一部改定のお知らせ(2027年2月1日(月)から)|日本郵便
MailMateなら、日本に届く郵便物をスキャンしてオンラインで確認でき、原本が必要なものだけを海外の住所へ転送できます 📦
海外発送で安い手段はどれ?海外に荷物を送る前の基本
海外発送の料金は「荷物の重さ」「サイズ」「内容品の価格」「配送業者」「配送方法」の5つの要素で決まります。これらを理解することが、最安の発送方法を見つける第一歩です。
日本から海外に荷物を送る際、「とにかく安い方法」をすぐに見つけたい気持ちはとてもよくわかります。しかし、実は「どんな荷物でも絶対にここが一番安い」という魔法のような単一の正解は存在しません。
なぜなら、海外発送の料金は、荷物の重さ、サイズ、価格、配送業者、配送方法の5つの要素によって決まります。この組み合わせ次第で、最適な業者がガラリと変わってしまうからなのです。
結論:海外発送で一番安い方法は重さと急ぎ度で決まる
2026年10月時点の日本郵便の料金で比べると、一番安い方法の目安は次のとおりです(金額は中国・韓国・台湾宛ての例)。
2kg以下で追跡が不要:小形包装物(航空便で1kgまで1,250円)
2kg以下で追跡が必要:国際エアパケット(1kgまで1,620円。国際特定記録料込み)
2kgを超え、急がない:国際小包の船便(10kgまで5,400円。到着まで約2〜4か月)
急ぎで確実に届けたい:EMS(1kgまで2,200円。約3〜18日)
同じ重さでも、国によって料金は大きく変わります。アメリカ宛ての10kgの荷物なら、EMSでは27,100円かかるところ、国際小包の船便は8,900円です。発送前に、日本郵便の料金表で宛先の国と重さに合った料金をご確認ください。
参考:料金表(通常郵便物:第1地帯)|日本郵便/料金表(EMS:取り扱い国すべて)|日本郵便/料金表(国際小包:第1地帯)|日本郵便/料金表(国際小包:第4地帯)|日本郵便/各発送方法の比較|日本郵便
重量の計算方法に注意
特に注意しておきたいのが「重量」の計算方法となります。家庭用の体重計で量った実際の重さ(実重量)だけで料金が決まると思っていませんか?実はここが大きな落とし穴だったりします。
配送業者によっては容積重量が適用される場合があるため、実際の重量だけでなく、箱の大きさも考慮する必要があるのです。容積重量とは、荷物のサイズ(縦×横×高さ)を一定の計算式で重量に換算したもののこと。もし、軽くてかさばるダウンジャケットを大きな段ボールに入れて送った場合、実際の重さは1kgでも、容積重量が5kgと判定されれば、5kg分の高い料金を支払わなければなりません。
海外発送で安い手段を見つけるには、まず自分の送りたい荷物がどのくらいのサイズと重さなのかを正確に把握することが欠かせません。その上で、5つの要素をパズルのように組み合わせていくのが、送料節約の最も確実な近道となります。
主要な運送会社と海外への配送方法を徹底比較
こちらの項目では、主要な運送会社と海外への配送方法について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを徹底的に比較して解説します。
海外発送を扱っている業者は大きく分けて、日本郵便(国際郵便)と民間クーリエ(ヤマト運輸、DHL、FedExなど)の2つに分類されます。それぞれの配送会社によって、得意なエリアや料金体系が全く異なるため、まずは全体像を掴んでおきましょう。
最近では、配送会社の多くは期間限定の割引やクーポンを提供していることもあるため、発送前に各社のキャンペーン情報をチェックしておくのも賢いやり方ですね。
業者・配送方法 |
スピードの目安 |
コスト感 |
主な特徴・得意なこと |
|---|---|---|---|
EMS(国際郵便) |
とにかく速い(3~18日程度) |
やや高め (500gまで:1,450円~ 1kgまで:2,200円~)【2027年2月1日〜】500g以下も1kgまでの料金区分となり、1kgまで:2,850円~ |
重さ30kgまで。追跡・補償が充実、世界120以上の国・地域に対応。 以下第1地帯~第5地帯に分かれている(国際小包も同様) ・中国・韓国・台湾 ・アジア ・オセアニア・カナダ・メキシコ・中近東・ヨーロッパ ・米国(グアム等海外領土含む) ・中南米(メキシコを除く)・アフリカ |
小形包装物(国際郵便) |
発送方法による(航空便・船便が選択可能。SAL便は引受停止中 |
安め(100gまで:350円~ 1㎏まで:1,250円~) 【2027年2月1日〜】100gまで:620円~、1kgまで:1,970円~
|
最大重量2kg(大きさ制限もあり)まで送れ、EMSや小包より安価。書留扱いは2025年12月をもって終了しており、記録されないため注意 |
国際エアパケット(旧:国際eパケットライト) |
航空便で輸送(日数の目安は航空便〔5~21日程度〕に準じる) |
安め(100gまで:720円~ 1kgまで:1,620円~) 【2027年2月1日〜】100gまで:1,010円~、1kgまで:2,360円~
|
小形包装物と同様、2kgまでの品物を発送可能。小形包装物に追跡サービスを付けたい場合はこちら。 2026年6月1日に名称が変わり、国際郵便を取り扱う全ての国・地域(航空便の引受停止国を除く)に送れるようになった。郵便受けに配達され、料金には国際特定記録料が含まれる |
国際小包:航空便(国際郵便) |
速い(5~21日程度) |
高め (1kgまで:2,050円~) 【2027年2月1日〜】1kgまで:2,570円~
|
重さ30kgまで。EMS対象外の地域にも送れることが多い |
国際小包:SAL便(エコノミー航空便)(国際郵便)※2026年10月時点も引受停止中(再開時期未定) |
普通(6~13日程度。さらにかかる場合もあり) |
安め (1kgまで:1,900円~) |
重さ30kgまで。航空機の空きスペースを活用しコストダウン。航空便より遅いが船便より速い |
国際小包:船便(国際郵便) |
遅い(2~4か月程度) |
最安 (1kgまで:1,800円~) 【2027年2月1日〜】1kgまで:2,050円~
|
重さ30kgまで。引越しや重い荷物をとにかく安く送りたい時に最強 |
ヤマト運輸・佐川急便等(民間) |
速い・確実(サービスによる) |
高め〜 |
通関手続きがスムーズ、ビジネス書類や精密機器に強い |
サービスによる |
サービスによる(月額費用+転送手数料がかかるケースが多い) |
日本で購入したものや、荷物をまとめて海外に転送してくれる。海外発送にかかる手間や時間を削減できるのが魅力。付帯サービスも多い。定期的な発送が必要な場合におすすめ |
※上記金額等は、2026年10月時点で公式サイトに掲載の内容となります。金額は第1地帯(中国・韓国・台湾)宛ての最低料金で、現行料金は2027年1月31日差出分までです。ご利用の際はあらかじめ、ご自身で該当エリア・重量の料金をおたしかめください。
参考:料金表(EMS:取り扱い国すべて)|日本郵便/料金表(通常郵便物:第1地帯)|日本郵便/国際エアパケット|日本郵便/新料金表(2027年2月1日 国際郵便料金改定対象サービス)|日本郵便/国際宅急便|ヤマト運輸
国際郵便(日本郵便)のサービス
日本郵便の国際郵便は、世界中ほぼどこへでも送れる利便性と、目的に応じて複数の配送手段を選べるのが最大の特徴です。
身近な郵便局から送れる手軽さが魅力の国際郵便は、個人の海外発送において最もポピュラーな選択肢ではないでしょうか。書類一枚から大きな段ボールまで対応しており、料金設定も比較的わかりやすく設定されています。
容積重量ではなく「実重量」で計算されるサービスが多いのも、個人利用者にとって嬉しいポイントです。かさばる日用品や衣類を送る際、箱のサイズをそこまで神経質に気にしなくて済むのは助かりますよね。
郵便の国際小包(航空便・船便・SAL便)
郵便の国際小包の料金は「航空便」「船便」「SAL便(※2026年10月現在、取り扱い停止中)」の3種類でそれぞれ異なります。
国際郵便の中でも、大きめの荷物(最大30kgまで)を送る際によく使われるのが郵便の国際小包です。
航空便は約5〜21日(日本郵便の目安)で現地に到着するため、お急ぎの場合に適していますが、その分料金は跳ね上がります。
一方で、船便は、低コストで大きな荷物を送るのに適していますが、到着までに2〜4か月程度かかるというデメリットも忘れてはいけません。赴任時の別送品など、すぐに必要ないものを大量に送る際によく選ばれています。
そして、その中間に位置するのがSAL便(エコノミー航空)です。SAL便は航空機の空きスペースを利用して輸送するため、航空便より安く、船便より早く(約6〜13日)届くという非常にバランスの取れた発送方法となっています。ただし、SAL便は2026年10月時点で引受が停止されており、再開時期は未定です。再開されるまでは、船便か航空便を選んでください。
参考:各発送方法の比較|日本郵便/国際郵便料金の一部改定のお知らせ|日本郵便
国際スピード郵便(EMS)でスピーディーなお届け
国際スピード郵便(EMS)は、国際郵便の中で最優先で取り扱われるため、とにかく早く安全に荷物を届けたい時に最適な方法です。
「大切な書類を早く届けたい」「生鮮食品ではないけれど、鮮度が気になるものを送りたい」といったシチュエーションで頼りになるのが、国際スピード郵便(EMS)です。世界120以上の国や地域にスピーディーなお届けが可能で、多くの国で数日中に到着します。
料金は航空便と同等か少し高めですが、万が一の際の損害賠償制度(2万円までは無料、追加料金を払えば最高200万円まで)が充実しており、追跡サービスも標準でついているため、送る側の安心感は段違いです。迷ったらEMSを選んでおけば、まず大きな失敗はありません。
2kg以下なら「小形包装物」が最適
2kg以下の軽量な荷物を送る場合、小形包装物(スモールパケット)を利用すると送料を格段に安く抑えられます。
もし、送りたいものが本やCD、ちょっとしたお菓子などであれば、国際小包ではなく「小形包装物」扱いにするのが圧倒的にお得です。小形包装物は2kg以下の軽量な荷物に最適で、国際小包よりも安い料金設定がされています。
「箱が小さいから」とそのままEMSや国際小包の伝票を書いてしまう前に、2kg以下に収まっていないか、ぜひ重さを確認してみてください。
なお、小形包装物には追跡サービスがなく、書留の取り扱いも2025年12月31日で終了しています。追跡したい場合は、同じく2kgまで送れる「国際エアパケット」を選びましょう。
ヤマト運輸の国際宅急便や民間クーリエ(DHL, FedEx等)
ヤマト運輸の国際宅急便や民間クーリエは、独自の配送網を持ち、特定の国への確実な配送や通関手続きのスムーズさに強みを持っています。
日本郵便以外の選択肢として、ヤマト運輸の国際宅急便や、DHL、FedExといった国際的な物流企業(クーリエ)を利用する方法があります。これらの運送会社は、集荷から現地の配達までを自社ネットワークで一貫して行うため、配送スピードが非常に安定しているのが特徴です。
特にビジネス用途や、絶対に紛失されたくない重要な荷物の配送によく使われます。ただし、料金には容積重量が適用されることが多く、個人でちょっとした日用品を送るには割高になってしまう傾向があります。
ヤマト運輸の国際宅急便は世界200を超える国・地域に対応しており、3辺合計160cm・重さ25kgまでの荷物を送れます。ただし、中国やカナダ、メキシコなど一部の国は、個人が差し出す・受け取る場合は書類しか送れません。DHLは220以上、FedExは220を超える国と地域に配送網を持つ大手クーリエです。料金は国によって異なるため、各社の公式サイトで見積もりをご確認ください。
参考:国際宅急便|ヤマト運輸 /DHLについて|DHL /FedExについて|FedEx
定期的に荷物を送りたいなら海外転送サービスを選ぶのも手
定期的に海外の家族に荷物を送りたいという場合や、日本に本人宛の郵便物が届き転送が必要なことが多い場合は、海外転送サービスを使うのもおすすめです。
海外転送サービスは、それ単体で提供されていることもありますし、私書箱やバーチャルオフィス等のサービスとともに利用できる場合もあります。転送料のほか月額利用料がかかるケースがありますが、荷物の受取から梱包・発送する手間まで不要になるなど、便利な点も多いです。
忙しい中、頻繁に家族に荷物を送っていて大変だ、という場合や、逆に自分が海外に滞在しており家族への負担が心配という場合におすすめの選択肢です。
宛先の国や重さ別!どこの国際便を選ぶのが最適?
荷物の重さ・サイズ・配送スピードに応じて、使い分けることが基本です。状況や宛先の国に合わせて柔軟にサービスを選択しましょう。
ここまで様々な配送手段をご紹介してきましたが、結局どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。実は、国際配送業者は、特定の国や地域に対して異なるサービスを提供しているため、「アメリカ宛ならこの業者」「アジア宛ならあの業者」といったように、得意不得意が存在します。
例えば、北米やヨーロッパへ急ぎで荷物を送る場合は、日本郵便のEMSがスピードと確実性のバランスに優れています。しかし、台湾や韓国などの近隣アジアへ書類を送る場合、ヤマト運輸の国際宅急便の方が安く済むケースもあります。
以下に、目的別の選び方の目安をまとめてみました。
【地域別】アジア・北米・ヨーロッパへの最安ルート
宛先の国によって、物流のスピード感とコストパフォーマンスは大きく異なります。
日本から近いアジア圏と、距離のある欧米では、選ぶべき業者が以下のように変わってきます。
アジア圏(韓国・台湾・中国など)
距離が近いため、書類であればヤマト運輸の「国際宅急便」がリーズナブルです。韓国・台湾・中国宛ての書類パック(B4サイズ以内・1kgまで)は1,300円で、EMS(1kgまで2,200円)より安く送れます。一方、品物を送る場合の国際宅急便は60サイズ(2kgまで)で2,750円からとなり、中国宛ては個人宛てだと書類パックしか送れません。品物を安く送るなら、国際郵便の小形包装物(航空便で1kgまで1,250円)が有力です。SAL便は2026年10月時点で引受停止中のため、選べません。
参考:国際宅急便 国別ガイド(韓国)|ヤマト運輸 /料金表(通常郵便物:第1地帯)|日本郵便
北米(アメリカ・カナダ)
日本郵便の「EMS」が最も安定しています。ただしアメリカ宛ては、米国が少額輸入品の免税制度(デミニミス・ルール)を2025年8月に停止したことで、送り方のルールが大きく変わっています。
2026年10月23日時点の日本郵便の案内では、書状・はがき・印刷物・EMS書類などの書類は、事前の手続きなしで送れます。100米ドル以下の個人間の贈答品も、2027年1月19日までは事前申告登録が任意です(登録は推奨されています)。一方、贈答品以外の100米ドル以下の物品と100〜2,500米ドルの物品は、アプリ等で事前申告登録をして関税等を支払い、ラベルに「DDP」と記載してから差し出す必要があります。登録には事業者の手数料がかかり、日本郵便はZonosとSafePackageの2社を推奨しています。
書籍・カレンダー・ゲームカードは、印刷物やEMS書類ではなく、小形包装物やEMS物品として送ってください。ルールは短期間で何度も変わっているため、差し出す前に日本郵便の最新のお知らせをご確認ください。関税がいくらから発生するかは、アメリカ宛ての郵便物にかかる関税の記事で詳しく解説しています。
参考:(続報)米国宛て郵便物の引受け対象の拡大|日本郵便/米税関、デミニミスルール無期限停止の暫定最終規則を発表、トランプ政権の措置を制度化(米国)|ジェトロ
ヨーロッパ・オセアニア
エリアが広く、EMSでは料金が高くなりがちです(ヨーロッパ・オセアニアなどの第3地帯は1kgまで4,400円)。以前は航空便と船便のいいとこ取りをしたSAL便が有力候補でしたが、2026年10月時点では引受停止中で、再開時期は未定です。急ぎでないなら、2kg以下は小形包装物、それより重い荷物は国際小包の船便を選ぶと送料を抑えられます。
参考:料金表(EMS:取り扱い国すべて)|日本郵便/国際郵便料金の一部改定のお知らせ|日本郵便
【重さ別】「2kgの壁」と「10kg以上の重量物」の判断基準
荷物の重さが1g変わるだけで、数千円の差が出ます。
特に意識すべきなのは、以下の2つのポイントです。
「2kg」以下の小形荷物
これはもう、日本郵便の「小形包装物(スモールパケット)」一択と言っても過言ではありません。EMSの半額以下で送れることもあります。「2kgを超えそうなら、荷物を2つに分けて送る」という裏技が使えるのもこのラインですね。
「10kg〜30kg」の重い荷物
ここまで重くなると、航空便は目玉が飛び出るような金額になります。半年以上の長期滞在や引越しであれば、「船便」の独壇場です。アメリカ宛てなど遠方に10kg送る場合、EMSなら2〜3万円かかるところ、船便なら1万円以下に収まることも珍しくありません。「時間はかかるけど、お財布には圧倒的に優しい」のが重量物の船便です。
たとえばアメリカ宛てに10kgの荷物を送る場合、EMSは27,100円、国際小包の航空便は26,700円ですが、船便なら8,900円です。中国・韓国・台湾宛てでも、EMSの10,600円に対して船便は5,400円で送れます。
参考:料金表(EMS:取り扱い国すべて)|日本郵便/料金表(国際小包:第1地帯)|日本郵便/料金表(国際小包:第4地帯)|日本郵便
コストや配送時間に応じた選び方
その他にも、コストや配送時間などの希望に応じて、以下のような選び方をするのもよいでしょう。
とにかく安く、時間はかかってもいい場合…迷わず「郵便の国際小包(船便)」
2kg以下の軽い荷物を安く送りたい場合…日本郵便の「小形包装物(または国際エアパケット)」
数日以内に確実に届けたい場合…日本郵便の「EMS」または「民間クーリエ」
中くらいの重さで、1〜3週間ほどで届けたい場合…郵便の国際小包(航空便)。SAL便は2026年10月時点で引受停止中
荷物の重さ・サイズ・配送スピードに応じて、使い分けることが基本中の基本となります。事前に複数社のサイトでシミュレーションを行ってから決定するのが、最も賢いやり方ですね。
少しでも安く!海外発送の料金を抑えるコツ
こちらの項目では、海外発送の料金を少しでも安く抑えるための、具体的な実践テクニックについて解説します。
配送業者選びと同じくらい重要なのが、荷物の送り方の工夫です。ほんの少しのひと手間で、送料が数千円単位で変わることも珍しくありません。ここでは、今日からすぐに使える節約のコツを順番に見ていきましょう。
梱包材を最小化し、コンパクトにまとめる
送料を抑えるには適切な梱包材を使うことが重要であり、無駄な空間を省きコンパクトな梱包にすることが鉄則です。
容積重量が適用される民間クーリエはもちろんのこと、実重量で計算される日本郵便であっても、無駄に大きな段ボールを使うのは得策ではありません。なぜなら、箱自体にもそれなりの重さがあるからです。
過剰な緩衝材を減らし、品物のサイズにぴったり合った箱を選ぶか、箱の余分な部分をカッターで切り落としてサイズを縮小するなど、無駄な空間を省きコンパクトな梱包を心がけてください。適切な梱包材を使うことが重要という基本を徹底するだけで、ワンサイズ下の料金帯に収まる確率がぐっと高まります。
重さやサイズに合わせて荷物を分けて送る
大きな荷物はそのまま1箱で送るよりも、重さやサイズに合わせて荷物を分けて送ることで送料を安く抑えられる場合があります。
「まとめて1箱にした方が安いに決まっている」と思い込んでいませんか?実は海外発送においては、これが逆転するケースが多々あります。
たとえば、2.5kgの荷物が1箱あるとします。これをそのままEMS(第1地帯に送る場合:3,900円)で送るより、1.5kg(1,750円)と1kg(1,250円)の2箱に分けて「小形包装物」として送った方が、トータルの送料は3,000円と、このように安くなることがあるのです。
荷物を分けて送ることで送料を安く抑えられる場合があるという事実は、知っている人だけが得をするテクニックと言えますね。
本や雑誌は「印刷物」として発送して送料を抑える
本や雑誌、カタログを送るなら、小形包装物ではなく「印刷物」として差し出すと、2kgを超えても航空便で安く送れます。印刷物は、カナダ宛て(全て)とアイルランド宛て(書籍以外)を除き、最大5kgまで送れる郵便物です。
中国・韓国・台湾宛てに5kgの本を送る場合、航空便の印刷物は4,340円で、EMS(6,400円)や国際小包の航空便(4,850円)より安く済みます。急がないなら国際小包の船便(3,400円)が最安ですが、早く届けたい場合は印刷物が有力な選択肢になります。
ただし、販売する商品としての書籍やゲームカードは、印刷物として送れません。書籍やカレンダーは税関検査の対象になることがあるため、国際郵便マイページで税関告知書(通関電子データ)付きのラベルを作成して差し出してください。また、アメリカ宛ての書籍は、印刷物ではなく小形包装物やEMS物品として送る必要があります。
参考:印刷物|日本郵便/料金表(通常郵便物:第1地帯)|日本郵便/(続報)米国宛て郵便物の引受け対象の拡大|日本郵便
EMSの複数個割引や料金後納郵便を活用する
継続的、または一度に大量に発送を行う場合は、EMSの複数個割引や料金後納郵便を活用することで、大幅なコストダウンが狙えます。
もし、留学生の家族への仕送りなどで定期的に荷物を送る予定があるなら、割引制度を使わない手はありません。
日本郵便では、EMSを一度に10個以上差し出すと10%(50個以上で13%、100個以上で15%)割り引かれる「同時差出割引」や、月に50個以上差し出す場合の「月間割引」があります。同時差出割引は料金別納・料金計器別納・料金後納のいずれかで支払う必要があり(切手では不可)、月間割引を受けるには料金後納郵便の承認が必要です。料金後納は、ひと月分の郵便料金をまとめて支払う仕組みです。個人で利用できるかどうかは、差し出す予定の郵便局にご確認ください。
頻繁に発送する方は、お近くの郵便局に一度相談してくださいね。
なお、2027年2月1日の改定にあわせて、小包や通常郵便物の同時差出割引の割引率も見直されます。
参考:EMSの割引サービス|日本郵便/国際郵便料金の一部改定のお知らせ|日本郵便
免税ルールと消費税の仕組みを理解する
海外へ郵便物を送る場合、内容品の価格が20万円以下なら輸出申告は不要です。また、国際郵便の送料そのものには消費税がかかりません。
少し専門的な話になりますが、税金面での知識もコスト削減に直結します。
事業者が商品を海外へ販売・発送する取引は「輸出取引」にあたり、消費税が免除されます(輸出免税)。国際郵便の送料も、この輸出免税の対象です。ただし、個人が国内で購入した品物を自分で海外へ送っても、購入時に支払った消費税は戻りません。なお、外国人旅行者などが利用する免税店(輸出物品販売場)で購入した品物を郵便局などから海外へ送る「別送」は、2025年3月31日で廃止されています。
また、税関の手続きでは、内容品の価格が20万円以下なら輸出申告は不要で、国際郵便マイページで作成した税関告知書(ラベル)を付けて差し出せば済みます。20万円を超える場合は、関税法に基づく輸出申告が必要です。高価なものを送る際は、20万円というボーダーラインを意識してみてください。
参考:6201 外国へ郵便物を送る場合の手続(カスタムスアンサー)|税関/No.6551 輸出取引の免税|国税庁/消費税免税店サイト|観光庁
発送先への荷物で注意すべき関税・禁制品ルール
関税は受取人が支払う必要があり、事前に確認しないとトラブルに発展します。また、禁制品については国によって異なるため、事前のチェックが必須です。
安く送る方法ばかりに目が行きがちですが、無事に届かなければ意味がありません。海外発送先への荷物において、最も多いトラブルが「関税」と「禁制品」に関するものです。
関税のルールを確認しておこう
まず関税についてですが、荷物を受け取る際に、現地の税関で関税や輸入消費税が課せられることがあります。ここで気をつけたいのが、これらの関税は受取人が支払う必要があり、事前に確認しないとトラブルになりやすいという点です。サプライズでプレゼントを送ったら、相手に高額な税金の請求がいってしまった、なんて悲しい事態は避けたいですよね。ただし、アメリカ宛ての物品は、原則として差出人が事前申告登録をして関税等を前払いする方式に変わっています(100米ドル以下の個人間の贈答品は2027年1月19日まで任意、2,500米ドル超は登録不要で受取人が現地で納税)。
送れない荷物も要チェック
また、禁制品については国によって異なり、日本では普通に売られているものが、相手国では輸入禁止に指定されているケースがよくあります。例えば、肉エキスが含まれたカップ麺やスナック菓子は、多くの国で没収の対象となります。せっかく高い送料を払ったのに税関で廃棄されてしまわないよう、各配送業者の公式サイトで必ず送れないものを確認するようにしてください。
さらに、宛先の国に関係なく、全世界共通で送れないものもあります。日本郵便では、スプレー缶、香水、花火・クラッカー、日焼け止め・ヘアトニック・酒(すべてアルコール度数24%を超えるもの)、マニキュア、電子たばこ、モバイルバッテリーなどを挙げています。航空危険物にあたるものは、船便でも送れません。
関連記事:【解説】日本からアメリカに郵便物を送りたい!関税はいくらから発生する?
送るだけじゃない!海外在住者の「受け取り」の課題と解決策
こちらの項目では、海外生活において意外と盲点となる、日本からの郵便物の「受け取り」に関する課題とその画期的な解決策について解説します。
さて、ここまでは「日本から海外へ安く荷物を送る方法」についてお話ししてきました。しかし、もしあなたが現在海外に住んでいる、もしくはこれから海外へ移住する予定があるのなら、もう一つ考えておかなければならない重要な問題があります。
それは、「日本に届く自分の郵便物を、どうやって受け取り、管理するか」という問題です。
家族への負担と「本当に必要なものだけ」を受け取る難しさ
日本の郵便物を家族に定期的に海外発送してもらう場合、送料も手間もかかる上に、不要なダイレクトメールまで送られてきてしまう可能性があります。
海外にいても、日本の銀行やクレジットカード会社からの重要なお知らせ、役所からの書類など、確認しなければならない郵便物は容赦なく届きます。多くの方は、日本の実家を連絡先にして、家族に頼んで定期的に海外の自宅へ転送してもらっているのではないでしょうか。
でもこれは、頼まれる家族にとってはかなりの負担になってしまいますよね。届いた手紙をまとめて、郵便局へ行き、複雑な国際郵便の伝票を書く。そして何より、中身が分からないため「とりあえず全部送る」ことになりがちです。これは金銭的にも非常に無駄が多いと言わざるを得ません。
日本の郵便物をオンライン管理!クラウド郵便「MailMate」の活用
MailMateのようなクラウド郵便サービスを使えば、Web上で中身を確認し、本当に必要な現物だけを海外へ発送できるため、無駄な送料を根本から削減できます。
「海外発送を安くする」という枠組みを超えて、「そもそも不要な海外発送をゼロにする」という発想の転換に目を向けてみましょう。
MailMateは、あなた宛ての郵便物を日本の専用施設で代わりに受け取り、外観や中身をスキャンしてデータ化してくれる画期的なサービスです。あなたはパソコンやスマホから、まるでメールをチェックするように、届いた郵便物のPDFを確認できます。
そして最大のメリットは、データで読んで不要になったものはそのまま破棄を依頼し、どうしても現物が必要なものだけを選んで海外の自宅へ転送指示を出せる点です。
本当に必要なものだけを厳選して送れるため、結果的にトータルの海外発送費用を安く抑えることも可能になります。配送業者の料金を数百円単位で比較して悩む前に、根本的な「受け取りの仕組み」を変えてみるのが、最も賢いコスト削減策かもしれませんね。
MailMateを使えば、日本の郵便物をスマホやパソコンで確認して、必要なものだけ海外へ発送できます。無駄な国際送料・家族の手間を一気にカットできます 📦
関連記事:【解決】郵便物の転送が届かない時の対処法!転居届を出しても届かない原因と対処法
よくある質問(FAQ)
こちらの項目では、海外発送に関するよくある疑問や不安について、一問一答形式でわかりやすく解説します。
船便で送った荷物が追跡できない・届かない場合は?
船便は配送期間が長いため時間がかかるケースが大半ですが、万が一に備えて保険(補償)付きの発送方法を選ぶのが安心です。
船便は到着までに2〜4か月程度かかることも珍しくないため、「荷物が迷子になったのでは?」と不安になる気持ちはよくわかります。しかし、多くの場合、港でのコンテナの順番待ちや通関手続きで時間がかかっているだけというケースがほとんどです。
とはいえ、紛失のリスクがゼロではないため、発送時の追跡番号を控えておき、高価なものを送る場合は損害要償額を申告しておくことが鉄則です。
海外発送時に日本の消費税はどうなりますか?
国際郵便の送料には、日本の消費税はかかりません(輸出免税)。ただし、個人が国内で購入した品物を海外へ送っても、購入時に支払った消費税は戻りません。
海外への郵便は、国内と国外の間の郵便として輸出免税の対象になるため、送料に消費税がかからない仕組みです。一方、品物の購入代金にかかった消費税は、個人の場合は還付の対象外です。
もし課税事業者として商品を海外へ販売・発送している場合は、仕入れ時に支払った消費税が還付される(消費税還付)対象となりますので、適切な経理処理を行っておくことが大切です。
個人でも配送料の割引を受けることは可能ですか?
はい。EMSを一度に10個以上差し出す同時差出割引(料金別納・料金計器別納・料金後納で支払う場合)は、条件を満たせば個人でも利用できる場合があります。月に50個以上差し出す場合の月間割引は、料金後納で差し出すことが条件です。
「割引なんて法人だけの特権でしょう?」と思われがちですが、決してそんなことはありません。個人であっても、条件さえ満たせばEMSの複数個割引を利用できますし、月に何度も荷物を送るような状況であれば、郵便局に相談して料金後納の承認を得ることも夢ではありません。ダメ元でも一度窓口で相談してみる価値は十分にありますよ。
海外に荷物を送るのに一番安い方法は何ですか?
基本的には、2kg以下なら日本郵便の小形包装物、2kgを超えて急がない荷物なら国際小包の船便が最も安い方法です。2026年10月時点の料金では、中国・韓国・台湾宛ての小形包装物(航空便)は1kgまで1,250円、船便は10kgまで5,400円です。追跡が必要なら国際エアパケット、急ぎならEMSを選びましょう。料金は2027年2月1日に改定されるため、発送前に日本郵便の料金表で最新の料金をご確認ください。
アメリカに荷物を送るとき、関税の事前支払いは必要ですか?
物品を送る場合は、原則として必要です。2026年10月23日時点の日本郵便の案内では、100〜2,500米ドルの物品と、贈答品以外の100米ドル以下の物品は、アプリ等で事前申告登録をして関税等を支払う必要があります。書類は登録不要で、100米ドル以下の個人間の贈答品は2027年1月19日まで登録が任意です。ルールは短期間で変わっているため、差し出す前に日本郵便の最新のお知らせをご確認ください。
SAL便はいつ再開しますか?
2026年10月時点で、再開時期は決まっていません。日本郵便はSAL便の引受を停止しており、2027年2月1日の料金改定の案内でも「再開時期未定」としています。代わりに、2kg以下なら小形包装物や国際エアパケット、重い荷物なら国際小包の船便を選ぶと安く送れます。
参考:(続報)米国宛て郵便物の引受け対象の拡大|日本郵便/国際郵便料金の一部改定のお知らせ|日本郵便
「海外発送 安い」まとめ
「海外発送の料金は、荷物の重さ、サイズ、価格、配送業者、配送方法の5つの要素によって決まる」という基本ルールを念頭に置き、容積重量の罠に気をつけること。そして、EMSや小形包装物、船便といった手段を、状況に合わせて賢く使い分けることが、送料節約の最大の鍵となります。2027年2月1日からは国際郵便料金が値上がりするため、送る時期もあわせて検討しましょう。
梱包をコンパクトにしたり、重さによって箱を分けたりといった小さな工夫も、チリツモで大きな節約に繋がりますね。
そして、もしあなたが海外にお住まい、あるいはこれから移住される予定であれば、送る際のコストだけでなく受け取りの際の課題にも目を向けてみてください。
家族に負担をかけず、無駄な国際郵便の送料を削減するために、MailMateのようなオンラインでの郵便物管理・転送サービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
MailMateなら、日本の住所に届く郵便物をスキャンしてスマホ・パソコンで確認でき、必要な原本だけを海外へ転送できます。利用開始から30日間は全額返金保証付きです💻
郵便物を受け取るためだけに帰宅や出社してませんか?
クラウド郵便で世界中どこにいてもあなたに届く紙の郵便物をリアルタイムにオンラインで確認することができます。